所有している賃貸等不動産の含み益が一番大きい日本の企業は三菱地所で、2024年3月期の含み益は4,849,975,000,000円です。
5兆円近くにまでのぼります。
莫大な含み益を計上する三菱地所ですが、この企業はどのような物件を有しているのでしょうか。
今回は、2024年3月期の有価証券報告書の中で第3 設備の状況に記載されている物件を参照し、
東京にある物件をGoogleのマイマップにマッピングしてみました。
これを見ると、所有している物件の大多数が東京駅周辺の、いわゆる"大丸有"に位置していることがわかります。
三菱地所の有価証券報告書42ページに、"丸の内地区の魅力を高めることに重点を置き設備投資を実施しております。"と記載されていますが、まさに有言実行している状況です。
また、決算関連資料76ページには、三菱地所の2024年3月期における有利子負債の調達金利が1.20%である旨も記載されており、1.20%の金利で借金して東京駅周辺を開発していることがわかります。
このように、有価証券報告書をはじめとしたIR資料には様々な面白い情報が記載されているため、都度参考にしたいところです。